2019年登り初めは幕山〜南郷山の縦走ハイク
前回の城山に続いて、今回も湯河原の山、幕山へ。この年末年始はぼくの中ではちょっとした湯河原ブーム。
湯河原の幕山内にある幕山公園は、日本有数の梅の名所として知られていて、2月上旬から3月中旬は「梅の宴」というイベントも行われています。
また日当たりのよい岩場があり、クライミングのスポットとしても有名。
今回はそんな幕山に2019年の低山登り初めとして行ってきました。
登山口へのアクセス
登山口へのアクセスですが、湯河原駅を降りて3番乗り場からバスにのるのがオススメ。
ぼくはこの日タイミングが悪くちょうどバスを逃してしまい、思わずタクシーを使っちゃいました。まあ2000円以内だったので何人かで登る時はタクシーもいいかも。
ちなみに駅からのバスは1時間に2本くらいのペースなので注意が必要。
そんなこんなで幕山公園入り口に到着。
少し歩くだけでいきなり幕山全体が目に飛び込んできて俄然やる気が湧いてきます。
途中、川があるのでそこにかかる幕山橋を渡ります。
登山開始!
その後でてくる大きなトイレを過ぎると幕山ハイキングコースのスタート。
有名な湯河原梅林を横目にみつつ登りますが、さすがに梅はまだ咲いていません。
公園を過ぎて岩場が目に入る所までくると、「湯河原幕岩」と呼ばれる岩を登るクライマー達が沢山います。
ここは関東のクライマーには有名なスポットらしく、時期によっては順番待ちになるルートもあるとか。
ぼくは室内のボルダリングは何回かやったことはありますが、外岩のクライミングは未経験。ちょっと憧れの目で見ちゃいますね。
梅林の最高地点を過ぎてしばらく登っていくと、道をふさぐように大きな石が転がっています。
かかれている文字を読むと、どうやら東日本大震災の時の落石のようです。当時のことを忘れないようにあえてこのままにしているのでしょうか。
先日登った城山と同じく、途中途中には絶景スポットがあり相模湾や真鶴半島を見渡すことができます。
この日は登山開始から約50分ほどで頂上に到達。
頂上でお湯を沸かしてお茶を飲みつつ、汗をかいた服を着替えて小休止。
毎回役立ってくれてるのがこの超コンパクトで超軽いCascade Wildのテーブル。持ってるのを忘れるくらい軽くてびっくりします。荷物を軽くしたいけどテーブルが必要な人には劇押しのツール。
隣の南郷山へ
予定より早めに登り終えたので、もともと予定はしていなかった隣の「南郷山」まで足をのばすことにしました。ちなみに幕山山頂から南郷山までは2.2kmくらい。
その途中の道である白金街道では、源頼朝由来の名所「自鑑(害)水」にも立ち寄りました。
ここは源頼朝が石橋山での敗戦から逃走する途中、この池を鏡に見立てて乱れた髪を直したという言い伝えがある場所。そんな由来のせいかちょっと寂しい感じの場所で、正直夜は立ち寄りたくない雰囲気。
また舗装された林道に戻りしばらく進むと左手に南郷山の登山口が現れます。
最初のうちはうっそうと生い茂った草のトンネルを進んでいく感じ。
朽ちた木が倒れていたりして幕山よりも少し荒れた印象。
そんな中で視界が突然ひらけて真鶴半島が眼前に現れたりするので嬉しくなります。
幕山山頂を出発して約一時間ほどで南郷山山頂に到着。山頂のスペースは幕山と比べるとちょっと狭いかな。
ここからは一気に林道まで下り、幕山方面に数十メートルほど戻ると途中で五郎神社バス停方面の表示がでてくるのでそこを左折。
ひたすら下り坂。
途中左手にゴルフコースが見えてきます。
フェンスがないのでボールが飛んできたりしないかなんて考えつつも黙々と下ります。
幕山登山後の立ち寄りスポットは?
30~40分ほどで湯河原町鍛冶屋という場所にある五郎神社に到着。
ここで初詣もついで済ませます。この神社の御祭神は金山彦尊(かなやまひこのみこと)、面足尊(おもだるのみこと)。
ちなみに金山彦尊は金属の技巧に関する神様だとか。この神社がある場所の地名が「鍛冶屋」だったり、幕山公園付近では古代製鉄が行われていたことと関係があるのでしょうか?この辺は後ほど調べてみたいと思います。
最後の締めはやはり今回も温泉。この日は五郎神社から歩いて20分弱の「ゆとり嵯峨沢の湯」にしました。
休憩所からは海が見えたり、休憩所の環境もよくて雰囲気のいい温泉でした。海鮮系のレストランやコテージも併設されていて、宿泊もできるそうです。
今回は一気に2つの山をハイクしましたが、歴史的文脈と相模湾を見晴らす景観のおかげで楽しくサクサク登れました。
特に幕山は梅の時期にまた再訪したいと思います。
・ゆとり嵯峨沢の湯