ニッポン野遊び化計画

いい歳こいた大人が全力で外遊びをするアウトドアブログ。キャンプ・低山登山にくわえて、バンライフや多拠点居住などのライフスタイル系も。アウトドア初心者にもオススメ。

山好きに人気!表丹沢最高峰「塔ノ岳」登山

去年まではまったくの登山初心者の僕が今年から低山登山をスタートし、大山、金時山とひたすら低い山を目指し笑、登ってきました。

 

次はどこにするかネットで検索していたのですが、やはり神奈川で人気の山で表丹沢の最高峰と言えば、「塔ノ岳」。さっそく4月に入って雪がなくなったのを見計らって登ってきました。

塔ノ岳まで登山口まで車で行く場合には、公園横の駐車場か、または24時間やっている秦野戸川公園向かいの大蔵駐車場が便利。

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もちろんバスも秦野駅から公園まで走っています。実は公園横の方は21時でクローズするので、遅い時間までご飯を食べたりして観光する方は注意が必要ですね。

ちなみにこの日の秦野戸川公園は、桜とチューリップ畑が満開。

たくさんの観光客で賑わっていました。
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公園側の三角屋根の案内所左横の道を抜け、しばらく歩くと山神社(やまのかみしゃ)という神社が出てきます。

とりあえずここで登山前の安全祈願。

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ふだんはまったく信心深い方ではないのですが、こうすると登山前の気持ちがちょっとだけ引き締まる気がして、登山前に神社や鳥居を見つけると一応お参りしています。

神社を後にして舗装された道をさらに進んでいくと、今度は丹沢大山国定公園の看板と地図があらわれます。

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一応ここで自分の現在位置をなんとなくチェック。なぜか地図の横には乗馬風のおねーさんの人形が立っていますが、その理由は謎笑。

さらに少し進むといよいよ塔ノ岳への登山道入り口が。目指すのは6.7km先の頂上。

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この日はいわゆる「バカ尾根」といわれるピストン往復のコースをチョイスしました。

この辺はまだ舗装された道が続きますのでご安心を。

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しばらく歩くとロッジ風の陶芸の工房がみえてきます。

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それを横目にいよいよ舗装されてない登山道へ!

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この時期はまだ大丈夫だったのですが、あたりには「山ビル注意」なんていう看板も。5月以降に登る場合はヒル用の忌避剤は必須です。

 

忌避剤は株式会社エコ・トレード「ヒル下がりのジョニー」という商品がおすすめ。「ディート」という忌避剤にありがちな有害物質は不使用で、自然界で生分解する材料で製造してあります。


ここでとつぜん右手に丹沢ベースという山小屋と広めのウッドデッキが。

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ネット上にもあまり情報がなかったのですが、もしやここは泊まれたりするんでしょうか?いきなりウッドデッキで寝そべりたい誘惑にもかられますが、まだ先は長いのでここはガマン。

丸太で登りやすく整えられた道をしばらく進むと「大観望」というスポットへのわかれ道が。

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今回は先を急ぎたかったので大観望にはよらず右の道へ。次に来たときは寄ってみます。


この辺はそれほど傾斜がきつくないので、途中で景色を楽しみながら登れました。途中でウッドデッキ付きのいい感じの茶屋があり、見晴らしもいいので、疲れてたら無理せず休憩するといいかも。
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この辺からたまに急な所が出てきたり、ぼくみたいな根っこフェチにはたまらない写真のような根っこ露出ポイントが出てきます。

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こういうワイルドな根っこになぜか萌えるんですよね。

その後しばらくするとこんな小さめのかわいい茶屋も出てきます。

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この日は残念ながらお休みでしたが、メニューをみるとフルーツゼリーやおしるこなどのスイーツメニューが充実しています。宿泊もできるようですし、外には休憩できるテーブルも。

 

そして実はこの茶屋の奥に見晴らしポイントや、二俣へ抜ける道もあるようです。

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ただこういった道は迷いやすいのでおすすめできません。初心者の方は絶対に規定のルートから外れないように。

正直に白状すると、僕はこの辺から若干バテ気味。最初の方のペースがすこし早かったのかもしれません。やはり最初は余裕を持ったペースで登ることが肝心ですね。僕が言ってもまったく説得力ありませんが笑。

そんなこんなで、なんとか頂上手前の花立山荘に到着。

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この手前ですれ違った下山中のおじさんに、「もうすぐ花立だよ」と言われた時にはなんだかほっとしました。

そしていよいよ頂上へ。この辺はかなり石がごろごろしている坂になっています。

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しばらくすると「塔ノ岳最高峰」という表記が目に飛び込んできます。ここは素直に嬉しい!

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頂上には「尊仏山荘」という山荘も。

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この日は気温は高かったのですが、風が強く意外と体温が奪われる気がしました。こんな時のためにウインドストッパー的な上着は必要ですね。

頂上で水分補給をしてカレーリゾットを食べた後は、体が冷える前に早めに下山。



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下りの途中で2度ほど野生の鹿に出くわしました。
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野生とはいえ登山客に慣れているせいか、人間を見てもさほどびっくりしません。こちらをたまに横目で見つつ草を食べるという余裕感。僕の前を歩いていた20代くらいの女性の登山者二人も写真を撮ってすかさずインスタにアップしていました笑。

下山の後半から少しだけ膝に違和感を感じたので、ゆっくり下山しました。下山するときは登りよりも足に衝撃を受けやすいので、マウンテンポールや、場合によっては膝用サポーターなどを準備しておくといいかもしれません。

というわけで登山を初めて往復で約13.4Kmという初の長めのコースを登ってみましたが、バテつつも無事下山。

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この塔ノ岳登山をクリアできたことで、低山登山がますます楽しくなってきました。

以上、塔ノ岳の「バカ尾根」コースのレポートでした。

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